この話を進めて行く上で、まずは酵素浴のことをお伝えします。
あまり聞き慣れない方も多いと存じますが、酵素浴っていったいどんなものでしょうか?
そもそも酵素浴とは何かといいますと、一般的には米ぬかを発酵させて高温にし、細菌が死滅した後に残った酵素で発熱させた状態の中に入るものです。
もう一つの形態として、檜の粉に野草から抽出した酵素液などを混ぜて発熱させたものに入るものがあります。
どちらも一長一短がありますが、これらのいいところを取り入れたハイブリッド型の酵素浴もあります。
「あいぷらす」の酵素浴は、そのハイブリッド型です。
奈良の吉野から取り寄せた檜のパウダーが主体で、そこに米ぬかを入れ、鳥取の野草から抽出した酵素液を混ぜます。
檜のパウダーは、ものすごくきめ細かく、風がふくとあっという間に飛んで行ってしまうほどです。
形態としては、土俵型と浴槽型があります。
土俵型は、床に直接米ぬかを敷き詰めて盛り、そこに入るもので、プライベート空間を求める方には向きません。
浴槽型は、一人一人に浴槽があり、仕切られているために自分の時間と空間を確保することができます。
おおむね、米ぬかの酵素浴は土俵型で、檜の酵素浴は浴槽型といった別れ方をしています。
イメージしやすいようにあえて言うなら、土俵型は指宿の砂風呂、浴槽型は自宅の浴槽が横になれるくらいに大きくなったものと考えていただければいいでしょう。
入浴の仕方は、どちらの型も、人が入れる程度に掘り、そこにあおむけになって、その上から掘り返したパウダーをかけます。
仰向けになっただけでも下からぽかぽかとあったかさが伝わってきますが、パウダーをかけてもらった瞬間に、すぐに全身から温かさが伝わってきます。
その感覚は、体験してみなければまったくわからないものです。
初めてのお客様からの問い合わせなどでこの感覚を伝えるのには平素苦心していて、「すぐにあったまる」とか「全身、四方八方から熱が来る」とか、「息苦しくはないけどサウナ以上に汗をかくほどの温度」とか伝えています。
まあ、どれも的を射たことばではなく、繰り返しになりますが、体験してみないと絶対にわからない感覚です。
あいぷらすの場合は、個人用の浴槽に仰向けになっていただき、基本的に女性スタッフが上から酵素媒体をかけます。
入浴時間は、初めての方は10分でお声がけをして、大丈夫であれば入浴を続けていただきます。
お客様が檜パウダーの上に横になって頂いたとたんに、皆様一応に「あ~気持ちいい~、あったか~い」と感嘆されます。
檜のパウダーを上からかけると、あっという間に熱が体中から体の芯に入ってゆきますが、このときの感覚はなんともいえず、皆様はじっくりと味わうように檜パウダーに包まれて癒しの時間を過ごされていくのです。